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サ高住をより安心で快適に!プライバシーを守る高齢者見守りとは!

安否確認

全国に普及するサ高住に課題?

長寿社会の現代、高齢になってから心身の変化にあわせて何度となく住み替えが必要になるといわれています。
サービス付き高齢者向け住宅(通称「サ高住」)は、高齢者が安心して暮らせる住居の選択肢のひとつとして2011年より制度化されました。
サ高住は主に民間運営の賃貸住宅で、自立や要支援もしくは介護度が低い、ある程度元気な高齢者を対象としています。
日中は生活相談員による安否確認やいろんな生活支援のサービスを受けられるのが、サ高住の特長のひとつです。介護を必要とする人は外部の介護業者と別途契約することになります。

制度の開始当初は900件足らずだった施設数は、2020年には、およそ9倍の8000件にせまる数まで増加し、全国的に広く普及するようになりました。このようにサ高住は施設数も多く、一般の賃貸住宅のように年齢を理由に入居を断られることはありません。有料老人ホームと比べると費用もリーズナブルなことから、高齢者にとって比較的入居しやすいとされてきました。

特に、現在のようなコロナ禍においては、高齢者見守りつきの住居は離れて暮らす家族としても安心できます。
こうしたサ高住ですが、ここにきて課題も見えてきました。

認知症高齢者の急増によりスタッフの負担が増大

その課題とは、認知症高齢者の急増によるものです。ある資料によると、75歳から79歳までの認知症発症率は10.9%、80歳から84歳は24.4%ですが、85歳を超えると55.5%と2人に1人以上が認知症になってしまいます。
長寿化が進むことで、認知症患者の割合も増えているのですが、その増加傾向は国の予想を超えるものです。その結果、認知症に限らず介護度の高い高齢者の主な受け皿となってきた特別養護老人ホームやグループホームに入れない人が急増し、そうした人たちの多くがサ高住に入居するようになりました。
2019年の資料では、家賃8万円以下のサ高住の入居者のおよそ半数近くを要介護3以上の人が占めています。

本来、サ高住はある程度自立した介護度が低めの高齢者を受け入れる施設ですから、介護度の高い入居者が増えることで懸念されるのが、スタッフの負担の増大です。
ひと口に高齢者見守りといっても、自立できている人と徘徊などのある認知症の人を対象にするのでは、おのずと必要とされるマンパワーが違ってきます。
国では日中に最低1人スタッフを配置すればよいという基準を設けていますが、実際にはそれよりも多くの人員が必要ながら、予算の都合上スタッフを増やすのがむずかしい施設もあるようです。
スタッフの疲弊を防ぎ、サ高住本来のサービスを安定的に提供していくためには、なんらかのソリューションがほしいところです。

センサーによる見守りシステムでスタッフの負担軽減を

そこで、いま注目を集めているのがセンサーによる見守り支援システム「いまイルモ」です。
「いまイルモ」は、入居者の安否確認、居室の温湿度管理の見守りに加え、日々の生活リズムを分析し適切なサービス提供にむすびつけるなど、施設の付加価値になる使い方が可能です。
「いまイルモ」導入には、次のようなメリットがあります。

・プライバシーに配慮した見守り
カメラを使わないので入居者のプライバシーに配慮しながら、多機能センサーが多くのデータを収集するので、施設側では、きめ細かく生活データを把握できます。

・ふだん通りの生活をキープ
簡単に設置でき、入居者に端末などを身につけてもらう必要もありません。入居者は見られていることを意識せず、これまでと変わりなく生活することができます。

・居室の状況を一目で把握
事業者向けシステムの利用により、事務室から各入居者の様子を一括で管理するなど、各居室のセンサーの一括管理が可能です。

「みまもりセンサー」って、どんなもの?

さて、「いまイルモ」最大の特長であるのがセンサーによる見守りですが、そのセンサーについて、少し詳しくご紹介しましょう。
入荷者の各居室に設置する「みまもりセンサー(端末)」には、組み合わせ技術により開発された複合センサーが搭載されています。この複合センサーが、従来では捉えきれなかった人の行動の状態や動作を検知し、温度、湿度、照度を計測します。
「みまもりセンサー」は見た目も小さなプレート状のもので、カメラの「目」などもなく、見守り対象者には見られていることを意識させません。
そのため、プライバシーに配慮しながら、睡眠や起床などの様子を確認でき、反応のない時間が続けばアラートを送ることも可能です。
また、入居者の家族が見守りに参加することもできます。これは、離れて暮らす家族にとってはうれしいサービスになりますね。

施設の環境や条件にあわせた導入が可能

「みまもりセンサー」が取得するデータは施設側で一括管理できますが、パソコン、スマホ、タブレットで、施設スタッフがいつでも、施設の外など、どこからでもアクセスすることもできます。
こうしたシステムがあれば、施設スタッフの見守り業務の負担を大きく減らせそうです。導入にあたっては、ネットワーク環境などが気になるかもしれませんが、「いまイルモ」は、設置する施設のインターネット環境や内装の条件にあわせたご提案が可能です。例えば、インターネット環境がない場合はモバイル通信による接続や、工事なしでの導入もご相談に応じます。

高齢者が見守られながら安心して暮らせるサ高住は、ニューノーマルな時代に、さらに存在意義が大きくなると思われます。
より安心で快適な施設にするために、付加価値のある見守りサービス「いまイルモ」の導入をご検討されてはいかがでしょうか?

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見守り支援システム「いまイルモ」

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