マイナポイントって? 高齢者のマイナンバー登録のメリットとキャッシュレス決済を考える
高齢者問題
持っていますか? マイナンバーカード
平成28(2016)年1月から始まったマイナンバー制度。各個人にマイナンバーを割り当てることで、日本全国に居住するすべての人にメリットがあるとされる制度です。既に全国民にはマイナンバー通知カードによりマイナンバーが通知されています。
また、この制度とセットにしてよく語られるのが、マイナンバーカードです。こちらは政府が国民一人ひとりの取得を奨励しているものの、取得は義務ではなく、あくまでも任意によるもの。普及率をみると、平成30(2018)年10月の内閣府の調査では、既にマイナンバーカードを取得済みか申請中の人は約27パーセントでした。これに対し、53パーセントの人が取得していない、今後も取得するつもりがないと答えています。
マイナンバー制度の運用開始からおよそ4年が経過しましたが、この調査結果からはマイナンバーカードは広く普及しているとはいえないようです。半数以上の人が持っていないというマイナンバーカードですが、本当に必要ないものなのでしょうか? 実は、マイナンバーカードには、いろいろとメリットがあります。特に、高齢者の場合は、そのメリットが高いといわれています。
今回は、あらためてマイナンバー制度と、また高齢者にとってのマイナンバーカードのメリットについてお伝えします。
また、この制度とセットにしてよく語られるのが、マイナンバーカードです。こちらは政府が国民一人ひとりの取得を奨励しているものの、取得は義務ではなく、あくまでも任意によるもの。普及率をみると、平成30(2018)年10月の内閣府の調査では、既にマイナンバーカードを取得済みか申請中の人は約27パーセントでした。これに対し、53パーセントの人が取得していない、今後も取得するつもりがないと答えています。
マイナンバー制度の運用開始からおよそ4年が経過しましたが、この調査結果からはマイナンバーカードは広く普及しているとはいえないようです。半数以上の人が持っていないというマイナンバーカードですが、本当に必要ないものなのでしょうか? 実は、マイナンバーカードには、いろいろとメリットがあります。特に、高齢者の場合は、そのメリットが高いといわれています。
今回は、あらためてマイナンバー制度と、また高齢者にとってのマイナンバーカードのメリットについてお伝えします。
そもそもマイナンバー制度とは
マイナンバー制度とはどのようなものか簡単におさらいしておきましょう。
まず、この制度の核となるマイナンバーですが、これは、正式には個人番号といい、日本に住民票を置く(外国人を含む)すべての人が持つ12桁の数字からなる番号です。
一生同じ番号を使うことが原則で、漏洩による不正使用の恐れがあると確認されるケースを除き、任意で変更することはできません。
マイナンバー制度は、行政の事務処理の効率化や、国民の行政手続きの簡略化、必要な人に必要な支援が届くことにより、「便利な暮らし、より良い社会」を目指すための基盤です。
これを少し具体的に説明しましょう。マイナンバーの活用によって、福祉、税金、災害対策といった複数の異なる行政機関で保管される個人の情報が同一人の情報であることが確認できるようになります。例えば、これまでは、ある福祉サービスの利用にあたって、その用件を満たしているか確認するには、国の行政機関や地方自治体などの間で情報をやり取りすることが必要でした。しかし、これらの各機関では、基礎年金番号や住民票コードなど機関ごとに異なる番号で個人情報を管理しています。そのため、機関を超えた個人情報の特定は非常に煩雑なものになっていました。それが、異なる機関でも、共通化されたマイナンバーを使用することで、個人の特定が素早く確実に行えるようになるのです。
実際に、マイナンバー制度導入後は、マイナンバーの提示により多くの行政手続きが簡略化されるようになりました。
まず、この制度の核となるマイナンバーですが、これは、正式には個人番号といい、日本に住民票を置く(外国人を含む)すべての人が持つ12桁の数字からなる番号です。
一生同じ番号を使うことが原則で、漏洩による不正使用の恐れがあると確認されるケースを除き、任意で変更することはできません。
マイナンバー制度は、行政の事務処理の効率化や、国民の行政手続きの簡略化、必要な人に必要な支援が届くことにより、「便利な暮らし、より良い社会」を目指すための基盤です。
これを少し具体的に説明しましょう。マイナンバーの活用によって、福祉、税金、災害対策といった複数の異なる行政機関で保管される個人の情報が同一人の情報であることが確認できるようになります。例えば、これまでは、ある福祉サービスの利用にあたって、その用件を満たしているか確認するには、国の行政機関や地方自治体などの間で情報をやり取りすることが必要でした。しかし、これらの各機関では、基礎年金番号や住民票コードなど機関ごとに異なる番号で個人情報を管理しています。そのため、機関を超えた個人情報の特定は非常に煩雑なものになっていました。それが、異なる機関でも、共通化されたマイナンバーを使用することで、個人の特定が素早く確実に行えるようになるのです。
実際に、マイナンバー制度導入後は、マイナンバーの提示により多くの行政手続きが簡略化されるようになりました。
実は、高齢者にメリットが多い?
このように、マイナンバーは行政サービスを利用する際の手続きをラクにしてくれるものですが、マイナンバー通知カードがあればマイナンバーはわかります。したがって、「わざわざ、マイナンバーカードをつくる必要がある?」と思われるかもしれませんね。ここでは、特に高齢者に向けたマイナンバーカードを持つことのメリットをお知らせしましょう。
・写真付き身分証明証になる
まず、大きなメリットとなるのが、マイナンバーカードは公的な写真付き身分証明証になるということです。高齢者の場合、運転免許の返納を考えている、家族にすすめられている人も多いと思いますが、運転免許証返納後に使える写真付きの身分証明証は意外と少ないもの。マイナンバーカードなら、いまのところ発行手数料は無料ですし、有効期限も10回目の誕生日までと長く使えます。
・オンラインによる確定申告ができる
退職後に年金生活をしている人で確定申告をする場合、インターネット環境があれば、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」や会計ソフトを使用してオンライン上で申告手続きができます。電子申告と呼ばれ、申告書の郵送などの必要がなく便利ですが、マイナンバーカードのパスワードが必要になります。
・介護サービスの利用時に便利
介護保険のサービスを利用するにあたり、まず介護認定をはじめ、更新、区分変更、各種サービスの申請など、いろいろな申請手続きでマイナンバーの記載が求められ、同時に本人確認も必要になります。マイナンバー通知カードでは身分証明証にはならないので、マイナンバーカードを持っていた方がスムーズに手続きできて便利です。
・写真付き身分証明証になる
まず、大きなメリットとなるのが、マイナンバーカードは公的な写真付き身分証明証になるということです。高齢者の場合、運転免許の返納を考えている、家族にすすめられている人も多いと思いますが、運転免許証返納後に使える写真付きの身分証明証は意外と少ないもの。マイナンバーカードなら、いまのところ発行手数料は無料ですし、有効期限も10回目の誕生日までと長く使えます。
・オンラインによる確定申告ができる
退職後に年金生活をしている人で確定申告をする場合、インターネット環境があれば、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」や会計ソフトを使用してオンライン上で申告手続きができます。電子申告と呼ばれ、申告書の郵送などの必要がなく便利ですが、マイナンバーカードのパスワードが必要になります。
・介護サービスの利用時に便利
介護保険のサービスを利用するにあたり、まず介護認定をはじめ、更新、区分変更、各種サービスの申請など、いろいろな申請手続きでマイナンバーの記載が求められ、同時に本人確認も必要になります。マイナンバー通知カードでは身分証明証にはならないので、マイナンバーカードを持っていた方がスムーズに手続きできて便利です。
期間限定でおトクなマイナポイントとは
以上に加えて、おトクなメリット「マイナポイント」があります。
これは、マイナンバーカードを登録しているともらえる特典です。
マイナンバーカード取得後、マイナポイントの申込時に選んだキャッシュレス決済サービスでお買物やチャージをすることで、マイナポイント25パーセント(上限5000円)がもらえます。マイナポイントはいつでもキャッシュレス決済でのお買物に使えます。2020年9月〜2021年3月末までの期間限定ですが、うれしい特典ですね。
高齢者には、キャッシュレス決済には興味はあっても、どう始めていいかわからないという人は多いかもしれません。この機会に、マイナンバーカード取得とあわせて、家族と相談しながら、検討してみてはいかがでしょうか?
*マイナンバーカードの申請について
https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/
*マイナポイントの詳細・申込みについて
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp
▼後期高齢者医療を考える。認知症で高額療養費、自立支援医療制度は使える?
▼後期高齢者が急増! コロナ後に迎える2025年問題
▼コロナ禍において保険料が減免 後期高齢者医療制度を改めて考える
▼進むコロナ対策!コロナワクチン接種とマイナンバーカードが連動
▼マイナンバーカードと保険証が合体 高齢者にとっての利便性は?
▼マイナンバーカードと高齢者 給付金詐欺にご用心!
▼マイナポイントって?登録のメリットとキャッシュレス決済を考える
これは、マイナンバーカードを登録しているともらえる特典です。
マイナンバーカード取得後、マイナポイントの申込時に選んだキャッシュレス決済サービスでお買物やチャージをすることで、マイナポイント25パーセント(上限5000円)がもらえます。マイナポイントはいつでもキャッシュレス決済でのお買物に使えます。2020年9月〜2021年3月末までの期間限定ですが、うれしい特典ですね。
高齢者には、キャッシュレス決済には興味はあっても、どう始めていいかわからないという人は多いかもしれません。この機会に、マイナンバーカード取得とあわせて、家族と相談しながら、検討してみてはいかがでしょうか?
*マイナンバーカードの申請について
https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/
*マイナポイントの詳細・申込みについて
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp
▼後期高齢者医療を考える。認知症で高額療養費、自立支援医療制度は使える?
▼後期高齢者が急増! コロナ後に迎える2025年問題
▼コロナ禍において保険料が減免 後期高齢者医療制度を改めて考える
▼進むコロナ対策!コロナワクチン接種とマイナンバーカードが連動
▼マイナンバーカードと保険証が合体 高齢者にとっての利便性は?
▼マイナンバーカードと高齢者 給付金詐欺にご用心!
▼マイナポイントって?登録のメリットとキャッシュレス決済を考える
高齢者問題のおすすめ記事
-
一人暮らしは寂しい? 生きがいと認知症予防になる活動を
-
自律神経の乱れと体温調節障害! 高齢者の大敵「季節の変わり目」に注意
-
高齢者施設の暖房設定温度はどれくらい? 寒さ対策は?
-
高齢者の骨折 入院期間はどれくらい? 骨粗鬆症への対策は?
-
高齢者に限らずヒートショック対策を! 知っておきたい暖房温度と体温調節の関係
-
マグニチュードとは? 震度との違いは? 南海トラフ地震臨時情報の巨大地震注意・警戒の基準となる値を知ろう
-
地域包括ケアシステムとは? 終の棲家で高齢者が安心して暮らすための5つの構成要素
-
2025年問題とは? 超高齢社会で現実化する老老介護・認認介護への対策は?
-
スマートホームから見守りロボットまで 高齢者の味方になる最新テクノロジーとは
-
暖房設定温度の注意点 エアコンのカビにも気をつけて、高齢者が健康的に過ごせる室内環境づくり