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福岡市と福岡安全センター株式会社が共同で行う実証事業「ICTを活用した単身高齢者あんしん見守り」に「いまイルモ」が採用

安否確認

増加する一人暮らし高齢者をどう見守る?

超高齢社会となったいま、多くの高齢者が一人暮らしをするようになり、今後も日本中で高齢者の単身世帯は増え続ける見込みです。
アクティブシニアと呼ばれる元気な高齢者も多いとはいえ、日ごろ元気な人でも他の世代よりも急な体調不良が起きやすいのがこの世代の特徴です。
こうした健康上の不安に加え、防犯や防災の面からも、一人暮らしの高齢者をどう見守っていくは、現代における社会的課題のひとつといえるでしょう。

全国で官民あげての高齢者を見守るための取り組みが行われていますが、今回は、福岡市で行われている一人暮らしの高齢者見守り実証事業についてご紹介します。

これまでにも福岡市では、一人暮らしの高齢者を見守るために様々な取り組みを行ってきました。
今回の事業では、センサーを使用した見守り機器「いまイルモ」が採用されました。「いまイルモ」のセンサー情報と通知機能を活用することで、見守る方やその家族の双方で情報を共有し負担を大きく減らすことができる点が評価されたのです。
また、日ごろの行動データから生活状況の改善につながる、適切な温度・湿度管理の注意喚起にも期待ができる点など「いまイルモ」の利便性、信頼性が高く評価され採用にいたりました。

福岡市の「ICTを活用した単身高齢者あんしん見守り」実証事業とは

では、この事業の概要について説明しておきましょう。
本事業の正式名称は「ICTを活用した単身高齢者あんしん見守り」実証事業といい、人生100年時代を見据えた持続可能な健寿社会をつくるプロジェクト「福岡100」の取り組みのひとつです。
これは、一人暮らし高齢者の在宅生活の不安と地域による見守りの負担の軽減を目指すもので、2019年8月から1年をかけて、福岡市保健福祉局と福岡安全センター株式会社(以下、安全センター)が共同で実施します。

この事業の内容ですが、対象となる高齢者の自宅に温度・湿度・照度などを感知する多機能センサー設置します。センサーから安全センターに常時データが送信され、センサーが異変を検知するとアラートが出されます。アラートがあった場合、安全センターが電話連絡や駆けつけによる確認を行います。このように、見守りから安否確認までを一体的に行うものですが、実施後には事業の対象となった高齢者に、不安の軽減や継続利用の希望などについてアンケート調査を行う予定です。

近年、さまざまな形の高齢者見守りサービスが提供されていますが、福岡市では、この実証事業の成果を広く発信していきたいと考えています。それにより、ICTを活用した見守りが市民や事業者間に広く普及することを促し、今後さらなる増加が見込まれる一人暮らし高齢者が、住み慣れた地域の自宅で安心して暮らしていける環境づくりも目標としています。

ICTを活用した見守り事業実施の背景

図表出展・参照元:「ICTを活用した単身高齢者あんしん見守り」実証事業について 令和元年8月5日 福岡市保健福祉局

なぜ、このようなICTを活用した高齢者見守りの実証事業が行われることになったのでしょうか? それを考えるには、ICTがカギになります。
ここで、ICTとはどのようなものか少し触れておきましょう。ICTはInformation and Communication Technologyの略で、日本語にすると「情報通信技術」のことです。IT(Information Technology)とほぼ同じ意味になりますが、コンピュータ関連の技術をIT、コンピュータ技術の活用にフォーカスする場合はICTと区別することもあります。

高齢者見守りにICTの活用が求められることから、この実証事業が行われるようになったともいえますが、その背景には、福岡市の一人暮らし高齢者の増加があります。2015年の福岡市における高齢者の一人暮らし世帯数は83000でしたが、2025年には、この世帯数はおよそ1.4倍の119000世帯になると予想されます。高齢者の単身世帯は全国的に増加が見込まれていますが、全国の2015年から2025年の増加予測は1.26倍ですから、福岡市では全国平均を上回るスピードで一人暮らしの高齢者が増えていることになります。

高齢者が住み慣れた土地で安心して一人暮らしが続けられるよう、福岡市では、介護保険などのサービスとしての見守りやライフライン・宅配などの事業者による「福岡見守るっ隊」など、地域コミュニティを中心に重層的な見守り体制を構築してきました。一人暮らしの高齢者が急増する中で、見守りを担う地域の市民や事業者の負担も増大しており、ICTを活用した見守りの普及も急務と考えられます。

公的事業でさらに高まる「いまイルモ」の有用性

こうした背景から行われることとなった実証事業ですが、そこで活用するICT製品として採用されたのが「いまイルモ」です。
上述のように、「いまイルモ」は多機能センサーを搭載した見守りシステムで、インターネットを介して見守る側は見守りデータにアクセスできます。同様の見守り製品にはネットワークカメラを使用するものが多いですが、「いまイルモ」は、センサーによる見守りですから見守られる側にカメラの「目」を感じさせずに、プライバシーに配慮した見守りが可能です。

「いまイルモ」は、個人の家庭でも導入でき、設置にあたって特別な工事も必要ありません。そうしたことから、多くの家庭で導入され、離れて暮らす高齢の家族の見守りに使用されています。

今回の福岡市のケースのように、「いまイルモ」を使って見守りから安否確認までを一体的なサービスとして提供されれば、離れて暮らす家族としては負担も少なく、とても安心ですね。今後、高齢の単身世帯の増加は福岡市に限ったものではありません。
このような公的事業の中で「いまイルモ」の活用が広まれば、そのメリットをより有効に、より多くの人に役立てられることと思われます。

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