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見守りの最新事情を考える 高齢者をネット詐欺やアポ電強盗から守ろう

高齢者施設

変化する防犯事情と高齢者の見守り

ここ数年間、高齢者が特殊詐欺をはじめとする犯罪被害に巻き込まれるケースが多くなりました。警察やマスコミでも注意喚起がされていますが、高齢者の被害件数は依然として高い水準にあります。その理由として、犯罪の手口が年々巧妙化していることが考えられます。最近では、オレオレ詐欺の手口を進化させた「アポ電強盗」といった非常に凶悪な事件のニュースが伝えられました。

超高齢社会では高齢者のひとり暮らしや高齢者だけの世帯はめずらしくなくなり、こうした世帯は犯罪のターゲットにされやすいと言われています。そのため、見守りの重要性が以前から指摘されていますが、防犯の状況は年々変化しています。離れて暮らす高齢の家族を犯罪から守るには何に注意すればよいのか、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか? そこで、犯罪のタイプやその対策について最新の事情を知っておきましょう。

巧妙化するネット詐欺に注意!

近年パソコンやスマートフォンが広く普及し、多くの高齢者がインターネットやメールを利用するようになりました。
それにともない、「ネット詐欺」の被害が多発しています。これまでにもメールによる架空請求などが報告されていましたが、ネット詐欺の手口がより巧妙化しています。ここでは、最近注目されている2つのタイプの事例についてお知らせします。

<サポート詐欺>
パソコンでインターネットの閲覧中、突然、「あなたのパソコンがウィルスに感染しました」、もしくは「システムが脅威にさらされている」などというメッセージと、サポート会社と称する電話番号やURLを表示した画面が表れます。
「あと○分(時間)以内に対処が必要」というメッセージを表示したり、警告音を鳴らしたりするケースもあるようです。こうしたことで不安な気持ちにさせられ、サポートに電話したりURLをクリックしたりすると、「サポート料」としてクレジットカードの番号を入力するよう誘導され、お金をだまし取られるといった手口です。
また、ウィルス駆除やシステム修復のためと称して電話やチャットでパソコンの操作を指示し、ハードディスク内の個人情報を盗み取る不正なソフトウェアをインストールさせられることもあります。
不安感をあおり合理的な判断をできなくさせる非常に巧妙な手口ですが、この詐欺の被害を防ぐ方法は意外とシンプルです。ウィルス感染やシステムの脅威を警告する画面が表れても、その画面上の連絡先には絶対に連絡してはいけません。何も反応せずに、その画面を閉じるようにしましょう。閉じることができない場合はパソコンを強制終了します。

<偽SMS>
SMSとはショートメールメッセージの略で、スマホや携帯電話の電話番号宛に短いテキストメールが送りあえるサービスです。このシステムを悪用し実在の宅配業者を装い、偽の配送物の不在通知をショートメールで送りつける手口が確認されています。
このようなショートメールに記載されたURLをクリックすると、「荷物の追跡」アプリをインストールするように誘導されますが、実は、このアプリは個人情報を盗み出す不正なもの。
電話番号は配送伝票に記載されることもあり、実在する宅配業者からの連絡なら不信感を持ちにくく、不正アプリも表面上は実在する会社のアプリそっくりに作られています。しかし、実際に宅配業者がSMSで不在通知を送ることはありません。こちらのケースでも騙されないようにするには、こうしたショートメールは無視し、メール上のURLには決してアクセスしないことです。

凶悪化したオレオレ詐欺? アポ電強盗

ここ最近、事前に高齢者の自宅に身内や役所などの調査を装って電話をかけて現金を用意させたり、資産状況を聞き出し、強盗に入るといった凶悪な手口の「アポ電(アポイントメント電話)強盗」が複数発生しています。特殊詐欺への警戒が強化されるなか、より手っ取り早く現金を強奪しようとする犯行とみられます。この犯罪の始まりはオレオレ詐欺と同様、固定電話への連絡です。
預金額を訪ねるなど不審な電話があれば、絶対に教えずに、警察に通報しましょう。また、水際で被害を防ぐには、次のように「電話」が大きなポイントになり、詐欺防止にも役立ちます。

・つねに留守番電話にしておく
犯人は通話を録音されることを嫌いますし、直接話せない場合は犯行をあきらめさせることにつながります。

・迷惑電話防止機能付電話機に変更する
この電話機は、電話をかけてきた相手に録音する旨のメッセージを伝え通話を自動録音することで抑止力になります。既存の電話機に取り付ける装置もあり、いずれも家電量販店などで購入できますが、貸出しをしている自治体もあります。

・固定電話の電話番号を変える、固定電話を携帯電話に変更する
犯人から電話があるのは何らかの名簿が出回っているからです。電話番号を変えるだけでも被害の可能性が減ります。

現代の防犯事情と見守りの基本は

高齢者をターゲットとする犯罪の手口は日々巧妙化しています。犯罪被害を防ぐための見守りの基本は、まず高齢者自身に新しい犯罪の手口を知ってもらい注意を促すことです。そのためには、家族と定期的にコミュニケーションをとることが大切です。
加えて、高齢者のお宅にカメラやセンサーを使った見守り用ネットワーク機器を設置すれば、いざというときに離れている家族がリアルタイムで危険を察知できます。
お互いの安心のために、家族で防犯について話し合っておきましょう。

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