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高齢者のネット詐欺被害が急増? ネットやスマホの防犯対策を忘れずに

高齢者一人暮らし

高齢者がサイバー犯罪に巻き込まれる?

少子高齢化が進む一方で、IT技術の発展はめざましく、高齢世代の人たちにもIT機器が広く普及するようになっています。
総務省の統計によると、2016年には高齢者(65歳以上)のおよそ60%近くがパソコンを、40%以上がスマートフォンを保有していることがわかりました。また、同じ世代のいわゆるガラケーと呼ばれる携帯電話、またタブレット型端末のそれぞれのおおよその保有率は90%と19%です。

このことから、複数のIT機器や端末を使用している高齢者が少なくないことが推測できます。まさに、誰もが日常的にパソコンやスマホを使う時代となりました。こうした傾向にともない、インターネットやメール、SNSなどを介して高齢者が詐欺などのトラブルに巻き込まれるケースが急速に増加しています。

加えて、高齢者だけ、または高齢者のひとり暮らし世帯が増え続けていることからも、現代は、空き巣やひったくりなどの盗難をはじめ、詐欺や悪質商法などで高齢者がターゲットにされることが多いと言われる時代となっています。このような被害にあわないよう安全に配慮しているご本人やご家族も多いかと思いますが、同様にネットやスマホ関連の防犯対策も欠かせません。

ネット詐欺などコンピュータやインターネットを悪用した犯罪は、総称して「サイバー犯罪」と呼ばれます。高齢者をサイバー犯罪の被害から守るために、その手口と対策についてお知らせします。

ネット詐欺のさまざまな手口に気をつけよう

ネット詐欺とひと口に言ってもいろいろな手口があります。警察や消費者庁への相談事例のうち、上位を占めるものとその対策についてご紹介します。

△ネット通販に関するトラブル
インターネットの通販で商品を購入したのに、商品が届かない、または偽ブランド品や注文したのとは違う粗悪品が届いたといったケースが多発しています。
最近では、有名な通販サイトにそっくりなサイトを偽造する手口もあります。
正規または健全な通販サイトかどうかを見分けることが大切です。次のポイントを参考にしてください。

・サイトのURLが不自然(本来の店名とは違うなど)
・商品の価格が極端に安い
・運営者の住所が番地まで記載されていない、また連絡先がEメールのみ
・運営者の電話番号が記載されていれば、つながるか確認する
・サイトや注文確認メールの日本語や漢字の書体が不自然
・支払方法がクレジットカードだけ、もしくは銀行振込だけなど極端に少ない

△ネットオークションに関するトラブル
ネットオークションで落札したのに、商品が届かない、または偽ブランド品や違法にコピーした商品(映画や音楽のDVDなど)が届いたというケースでは、詐欺や商標法違反などにあたる場合があります。こうした被害を防ぐためには、次の点に気をつけましょう。

・入札するにあたっては、出品者に商品の詳細や支払方法などを納得できるまで確認し、誠意のない対応をする相手との取引は避ける
・出品者の氏名・住所・連絡先等を必ず確認する
・オークション運営者が出品者の評価を公開している場合、評価の低い相手との取引は避ける
・オークション運営者が出品者や口座等のブラックリストを公開している場合は参考にする
・支払いは代金引換など、なるべく安全性の高い方法で行う

△架空請求
メールを送りつけるなどして、購入や契約したことがない有料サービスの利用料や有料会員の登録料などと称して、金銭を支払わせようとするものです。その多くは「期限までに支払わなければ延滞金が発生する、訴訟にする」などと不安をあおるような文言で請求してきます。
こうした架空請求メールは無作為に選ばれたあて先に送られることがほとんどです。このようなメールが送られてきても、身に覚えのない支払いであれば無視しておきましょう。また、メールに記載されている連絡先に絶対に連絡してはいけません。

△ワンクリック詐欺
特定のウェブサイトや受信したメールに記載されたURLにアクセスし、サイト上のボタンをクリックすると、突然、登録料などの請求画面が表示されます。こうした手口はアダルトサイトなどに仕掛けられることが多いのですが、最近は、ネットの閲覧中に「あなたのパソコンがウィルスに感染した。駆除するにはこのボタンをクリック」といった内容の画面を表示させるケースも増えています。
いずれも人の弱みや不安感につけ込み、金銭をだまし取るだけなく、クリックさせてコンピュータウィルスに感染させることを目的にしているものであったりします。このような手口への対策としては、以下の点に注意しましょう。

・あやしいサイト、知らない相手からのメールのリンク(URL)にはアクセスしない
・サイト上の「YES」や「はい」のボタンを不用意にクリックしない
・会員登録などをするときは、利用規約をよく読み、不信な点があればクリックしない
・あやしいサイト上のメールアドレスや電話番号には絶対に連絡しない
・身に覚えのない請求には絶対に支払いをしない

IT社会で安全に暮らすために

安全に暮らしていくためには、ネットやスマホの防犯対策も必要な時代となりました。特に、これまであまりパソコンなどに慣れていなかった人がスマホを使うようになった場合、サイバー犯罪の危険性を意識しにくいものです。家族でこうした機器の使い方について話し合う機会を持つのもよいのではないでしょうか。

また、上記のような対策をしながらも、詐欺の被害にあったのでないかなど、不安に感じることがあれば、最寄りの警察や国民生活センターに相談してください。

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