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高齢者は特に注意が必要! 熱中症かなと思ったら、何をするべき?

安否確認

救急搬送された熱中症患者の多くが高齢者

観測史上最高といわれるほどの猛暑の夏となっています。厳しい暑さが続く中で、心配されるのが熱中症です。
消防庁の速報によると、2018年7月9日から15日の週に、全国各地で約1万人が熱中症により救急搬送されました。この人数は前週の3.7倍という急激な増加率です。また、前年同時期との比較では、およそ1.3倍になります。

実に多くの人が熱中症を発症したことになりますが、年齢別に見ると、その全体の半数近くが65歳以上の高齢者です。
この傾向はこの時期だけのものではありません。ここ数年、5月から9月に熱中症で救急搬送される患者のおよそ半数を高齢者が占めているのです。このことから、高齢者は熱中症になりやすいことがわかります。理由としては、年をとると心臓への負担を減らすため体の中に蓄えておける水分量が少なくなる、体温調節のための体の機能が弱くなる、温度の変化に鈍感になるといった理由があります。そのため、他の世代に比べ、高齢者はより熱中症に注意するべきです。

熱中症はどこで起きる?

熱中症はどのような状況で起きやすいのでしょうか?
非常に暑い場所に長くいるときや、長くいた後に熱中症になることが多いですが、そのような環境だけで発症するとは限りません。湿度が高い、体調不良などの条件が重なれば、室内や夜間でも起こり得ます。実際に、2017年に熱中症で救急搬送された人のうち、37%が自宅で、8.3%が公共施設などの屋内で発症していました。

近年の夏は夜間になっても気温が下がらない日も多いことから、自宅にいてもエアコンなどを適切に使って、1日を通して室温が上がり過ぎないようにする必要があります。特に気温の上昇に対応しづらい高齢者の居室では、温度計を設置するなどして室温の管理に気をつけたいですね。室内の温度をモニタリングするセンサーを備えた見守りシステムの使用を検討してもいいかもしれません。見守りシステムの「いまイルモ」なら、人感センサーも搭載されているので、見守る側は離れていてもスマホなどで体調変化を推測することができます。

このように熱中症は予防するに越したことはありませんが、万一発症した場合、発見や対処が遅れ重症化すると死亡の危険性が高まります。したがって、熱中症になってしまったら、できるだけ早いうちに対処することが何よりも重要です。そこで、いざというときに適切な処置ができるよう、熱中症の症状や対処法を知っておきましょう。

熱中症の症状を知っておこう

熱中症の症状には、重症度別に次のようなものがあります。

<重症度I度(軽症)>
・めまい、立ちくらみ
・手足のしびれ
・こむら返りや筋肉がつる
・頭がボーっとする、不快感がある

<重症度II度(中等症)>
・がんがんするような頭痛
・吐き気、嘔吐
・体がぐったりする、力が入らない(倦怠感や虚脱感)
・いつもと違うといった程度のごく軽い意識障害

<重症度III度(重症)>
II度の症状に加え、
・意識がない
・呼びかけへの返事がおかしい
・体に触ると熱い
・ガクガクとした体のひきつけ(全身のけいれん)
・まっすぐに歩けない、走れない

熱中症かなと思ったら

上記のような熱中症を疑う症状があれば、こちらを参考に応急処置をしてください。

<症状の確認>

まずは、症状を確認します。最初に見きわめるべきなのが、意識があるかどうかです。意識がなかったり、もうろうとしている場合は、すぐに救急車を呼びましょう。そして、救急車を待つ間は現場で応急処置をします。

<現場での応急処置>

1)風の通る日陰、できればクーラーが効いている屋内など、涼しい場所に避難させましょう。

2)衣類を脱がせて、体を冷やします。ネクタイやベルト、ぴったりした下着をゆるめ、うちわや扇風機などの風を当てる、肌の露出している部分に水をかけるなどしましょう。氷のうや保冷剤など冷やすものがあれば、首の両側、脇の下、大腿のつけ根に当てるのが効果的です。

3)意識がはっきりしていれば、水分と塩分を補給させます。大量に汗をかいている場合は経口補水液やスポーツドリンクが望ましいですが、水1リットルに対し塩1〜2グラムの割合の塩水でもかまいません。水分は必ず本人に持たせて自分で飲んでもらうようにします。意識がない、吐き気、おう吐があるときは、口から水分補給させてはいけません。点滴が必要なので、医療機関へ。

4)自力で水分を取れない、また、上記の処置をしても症状が良くならない場合は、すみやかに医療機関に搬送します。

熱中症になった後も注意を

適切な処置をすれば、軽症から中等症の熱中症の場合、1日程度で回復することが多いものです。しかし、いったん回復はしても、実は、かなり体力を消耗していることが少なくありません。人によっては、特に高齢者の場合は完全に体力が戻るまで、数日程度はムリをせず、消化の良い食事をとるなど、ゆっくりと体を休ませる方がよいでしょう。また、現場の応急処置だけで熱中症から回復した、いったん回復はしたが後日また同様の症状がみられる、といったケースでは、医師の診察を受けることをおすすめします。

このように熱中症になった場合の対処法を知っておくことは大事ですが、やはり予防も欠かせません。熱中症の予防から、実際になってしまったときの対処法まで、より詳しく知りたい場合は環境省によるポータルサイトがありますので、こちらを参考にしてください。

環境省 熱中症予防情報サイト
http://www.wbgt.env.go.jp/

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