えっ、こんな意外な原因も? 一人暮らしの高齢者こそ熱中症にご用心!
安否確認
高齢者は熱中症になりやすい?
温暖化の影響からか、年々、夏の始まりが早くなる傾向になります。暑くなってくると気をつけたいのが熱中症です。熱中症は、屋外でスポーツなどの活動をする子どもや若者、また屋外で働く人が多く発症するイメージがあります。しかし、暑さへの対策をじゅうぶんにしていないと、誰でも熱中症になる可能性があります。特に高齢者は熱中症になりやすいことをご存知でしょうか?
2015年には、全国で約1000人が熱中症により亡くなりましたが、その内の80%が65歳以上でした。このことから、高齢者は熱中症になりやすく、重症化しやすいといえます。では、なぜ、高齢者は熱中症になりやすいのでしょうか?
2015年には、全国で約1000人が熱中症により亡くなりましたが、その内の80%が65歳以上でした。このことから、高齢者は熱中症になりやすく、重症化しやすいといえます。では、なぜ、高齢者は熱中症になりやすいのでしょうか?
のどが渇く前に水分補給を
通常、人間(成人)の体は約60%が水分でできていますが、高齢になると、この比率が50%ほどになってしまいます。これは心臓への負担を減らすための自然な働きですが、その分、体の中に溜めておける水分が少ないことになります。熱中症予防の基本となる対策の1つが「こまめな水分補給」ですが、他の世代の人と同様に水分を取っていても、高齢者は体の中に貯えておける水分が少なく、熱中症になりやすいのです。また、高齢になるとのどの渇きを感じにくくなる人もいます。
このようなことから、高齢者は特に意識してこまめな水分補給をすることが大切です。近年では、高齢者に限らず、のどが渇く前に水分を取ることが、熱中症対策として勧められています。とはいえ、のどが渇いていないのに「水などを飲むようにしよう」と言われても、仕事や家事などをしていると、ついつい水分補給するのを忘れてしまうという人も多いでしょう。そのような人には、「飲む」時間を決めて日常生活の習慣にすることをおすすめします。
1日3食の食事で取る水分はおよそ1リットルと言われていますが、これに加え、目安として1日1.2リットルの水分を取る必要があります。これは、コップにするとだいたい6杯から7杯、湯のみでは10杯程度の量になります。この分量を目安に、例えば、朝起きたときと食事の前後や合間、寝る前、といったように、おおよその時間帯を決めて飲むようにしましょう。
この1.2リットルに加え、入浴の前後や、屋外で作業や運動するときはその前後や最中にも水分補給してください。飲み物は水やお茶でもいいですが、カフェインを含まない麦茶もおすすめです。汗を多くかくようなときは、塩分も補給できる経口補水液をゆっくり飲むようにしましょう。スポーツドリンクは意外と糖分を多く含むので、飲み過ぎに注意が必要です。
このようなことから、高齢者は特に意識してこまめな水分補給をすることが大切です。近年では、高齢者に限らず、のどが渇く前に水分を取ることが、熱中症対策として勧められています。とはいえ、のどが渇いていないのに「水などを飲むようにしよう」と言われても、仕事や家事などをしていると、ついつい水分補給するのを忘れてしまうという人も多いでしょう。そのような人には、「飲む」時間を決めて日常生活の習慣にすることをおすすめします。
1日3食の食事で取る水分はおよそ1リットルと言われていますが、これに加え、目安として1日1.2リットルの水分を取る必要があります。これは、コップにするとだいたい6杯から7杯、湯のみでは10杯程度の量になります。この分量を目安に、例えば、朝起きたときと食事の前後や合間、寝る前、といったように、おおよその時間帯を決めて飲むようにしましょう。
この1.2リットルに加え、入浴の前後や、屋外で作業や運動するときはその前後や最中にも水分補給してください。飲み物は水やお茶でもいいですが、カフェインを含まない麦茶もおすすめです。汗を多くかくようなときは、塩分も補給できる経口補水液をゆっくり飲むようにしましょう。スポーツドリンクは意外と糖分を多く含むので、飲み過ぎに注意が必要です。
家の中でも、夜間でも熱中症になる?
水分補給と並び、熱中症対策の基本となるのが「暑さを避ける」ことです。気温の高い日は外出を控える人も多いと思いますが、それだけではじゅうぶんではありません。
意外にも、家の中でも1日中熱中症のリスクがあるのです。室内の温度が高い状態が続けば、熱中症になる可能性が高くなります。加えて、人間の体は加齢により温度の変化を感じにくくなるので、高齢者の住まいでは室温管理に注意が必要です。
エアコンや扇風機を適度に使って、室内を過ごしやすい温度に保ちたいところですが、それは、外気温が高くなる昼間だけのことではありません。夜間に外の気温が下がっても、日中強い日差しによって暖められた建物の屋根や壁から熱が放射され、室内の気温が高くなることが近年わかるようになりました。
このことから、一戸建て、集合住宅にかかわらず、最上階や日当たりの良い外壁の内側の部屋は夜間も暑くなりがちです。こうした条件の部屋を寝室にしている場合は、室温が高くなったまま眠っている間に熱中症になる恐れもあるので、夜間もエアコンなどを使って涼しく快適な温度を保つようにしましょう。
また、日中日当たりの良い壁や窓にはよしずを立てかける、日当たりの良い部屋では壁際で寝ないようにする、夏場は2階の寝室を使わない、といった対策も有効です。 高齢者が熱中症になると重症化しやすいことからも、一人暮らしをしていて、身近に家族などがいない高齢者の場合は、日ごろから以上のような予防対策を心がけておきたいですね。
意外にも、家の中でも1日中熱中症のリスクがあるのです。室内の温度が高い状態が続けば、熱中症になる可能性が高くなります。加えて、人間の体は加齢により温度の変化を感じにくくなるので、高齢者の住まいでは室温管理に注意が必要です。
エアコンや扇風機を適度に使って、室内を過ごしやすい温度に保ちたいところですが、それは、外気温が高くなる昼間だけのことではありません。夜間に外の気温が下がっても、日中強い日差しによって暖められた建物の屋根や壁から熱が放射され、室内の気温が高くなることが近年わかるようになりました。
このことから、一戸建て、集合住宅にかかわらず、最上階や日当たりの良い外壁の内側の部屋は夜間も暑くなりがちです。こうした条件の部屋を寝室にしている場合は、室温が高くなったまま眠っている間に熱中症になる恐れもあるので、夜間もエアコンなどを使って涼しく快適な温度を保つようにしましょう。
また、日中日当たりの良い壁や窓にはよしずを立てかける、日当たりの良い部屋では壁際で寝ないようにする、夏場は2階の寝室を使わない、といった対策も有効です。 高齢者が熱中症になると重症化しやすいことからも、一人暮らしをしていて、身近に家族などがいない高齢者の場合は、日ごろから以上のような予防対策を心がけておきたいですね。
熱中症にならないよう見守りを
熱中症の初期から中期の症状には、足がつる、めまい、頭痛などがあります。高齢者の場合、ふだんから持病などがあることが多く、こうしたサインを見逃しやすいことが重症化の原因の1つにもなっています。また、寒暖差に気づきにくいといったことからも、高齢者の熱中症対策では、本人だけでなく家族など周囲の人たちから水分補給や室温について注意を促すことも大切です。
では、身近に家族のいない一人暮らしの高齢者の場合は、どうすればいいのでしょう? そこで、おすすめしたいのが、ITによる見守りシステムです。その製品の1つ「いまイルモ」は各種センサーにより見守られる本人の動きや部屋の温度、照度などをモニタリングし、離れて暮らす家族はパソコンやスマホでそのモニタリングデータをリアルタイム、または過去にさかのぼって確認することができます。
温度センサーにより部屋の温度が高くなり過ぎていないかチェックしたり、万一倒れた場合など人感センサーにより動きがないといったことがわかるので、離れて暮らす家族にとって、熱中症を防ぐ上でも、高齢者の見守りに最適です。
では、身近に家族のいない一人暮らしの高齢者の場合は、どうすればいいのでしょう? そこで、おすすめしたいのが、ITによる見守りシステムです。その製品の1つ「いまイルモ」は各種センサーにより見守られる本人の動きや部屋の温度、照度などをモニタリングし、離れて暮らす家族はパソコンやスマホでそのモニタリングデータをリアルタイム、または過去にさかのぼって確認することができます。
温度センサーにより部屋の温度が高くなり過ぎていないかチェックしたり、万一倒れた場合など人感センサーにより動きがないといったことがわかるので、離れて暮らす家族にとって、熱中症を防ぐ上でも、高齢者の見守りに最適です。
覚えておこう『熱中症対策 9ヵ条』
最後に熱中症を予防するための9ヵ条を確認をして、日常生活における意識を変えていきましょう。
・こまめに水分補給をする
・エアコン・扇風機を上手に使用する
・シャワーやタオルで体を冷やす
・部屋の温湿度を測る
・暑い時は無理をしない
・涼しい服装を心掛け、外出時には日傘、帽子を忘れない
・部屋の風通しを良くする
・緊急時の連絡先を確認する
・涼しい場所、施設を利用する
(出典:環境省環境保健部 環境安全課 『環境省熱中症情報に関するホームページ』より)
・こまめに水分補給をする
・エアコン・扇風機を上手に使用する
・シャワーやタオルで体を冷やす
・部屋の温湿度を測る
・暑い時は無理をしない
・涼しい服装を心掛け、外出時には日傘、帽子を忘れない
・部屋の風通しを良くする
・緊急時の連絡先を確認する
・涼しい場所、施設を利用する
(出典:環境省環境保健部 環境安全課 『環境省熱中症情報に関するホームページ』より)
この9ヵ条を意識をして生活をすることで熱中症を予防する効果が期待できます。油断をせず自分がどのような状況、環境にいるのかを常にチェックしましょう。
また、寝不足であったり、しっかりと食事をとっていなかったりすると熱中症の発生リスクは高まります。
正しい知識と適切な行動で未然に防ぐことができるので、これからの季節は特に注意をしましょう。
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