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後期高齢者の突然死の原因は? 動悸が予兆?

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高齢になると突然死のリスクが増える?

さっきまで元気そうだった人が急に亡くなってしまう突然死。その原因の大半が虚血性心疾患によるものとされています。虚血性心疾患は心筋梗塞や狭心症などの心臓病の総称で、放置しておくと心不全になることが多く、近年、後期高齢者の心不全が増え続けています。つまり、後期高齢者は突然死のリスクが高いということです。

しかしながら、これらの病気に早めに気づいて治療につなげておけば、突然死のリスクは減らせます。高齢者の突然死リスクについて知り、緊急時の安否確認の備えについても考えます。

突然死とは? その定義と原因

まず、突然死の定義について知っておきましょう。突然死とは、瞬間的に、または何らかの病気の急性症状があらわれて24時間以内に死亡してしまう自然死のことです。外因的な要因によるものを除くので、事故のケガによる急な死亡は含まれません。一方、突然発作などを起こして医療機関に搬送され、24時間を過ぎないうちに亡くなるケースも突然死になります。東京都監察医務院によると、こうした突然死の原因の大半として考えられているのが虚血性心疾患です。

では、虚血性心疾患とはどのようなものでしょうか? この「虚血」という言葉がこの疾患を説明するためのキーワードになります。虚血とは、心臓に血液がじゅうぶんに供給できていない状態のことです。そして、この虚血が原因となる狭心症や心筋梗塞といった心臓病を総称して虚血性心疾患と呼ばれています。

心臓には血液中の酸素や栄養を取り込むための冠動脈がそなわっていますが、この冠動脈が動脈硬化などで狭窄や梗塞を起こすと、血液をスムーズに送れなくなり、心臓は酸素や栄養不足(虚血)の状態に陥ります。心臓の虚血状態が長く続くと心臓の機能が低下した心不全の状態となり、心室細動という致死性の不整脈などを起こすことがあり、突然死にもつながるのです。

突然死につながる心不全、後期高齢者は要注意!

心不全は病名ではなく、狭心症や心筋梗塞、弁膜症などにより、心臓の働きが低下した最終的な状態のことです。超高齢社会が続くわが国では、近年、心不全の高齢者が急増し、今後も特に後期高齢者を中心に心不全の患者が爆発的に増加していくと予想されています。心不全の患者人口は高齢になるほど増加し、80歳以上では10人に1人が心不全の状態というアメリカの研究報告もあります。高齢者の心不全は、入退院をくり返しても根治治療が望めず、生活の質が落ちていくだけなので、患者にとっても社会全体にとっても大きな問題です。

また、心臓病が進み心不全の状態になると突然死のリスクが高まります。そのため、早めに心臓の異常に気づき治療につなげることが重要です。とはいえ、狭心症や心筋梗塞などの原因の多くである動脈硬化は初期の段階では自覚症状がなく、本人も周囲も気がつかないまま心臓の虚血状態が進み、ある日突然、命に関わるような重篤な症状があらわれることもあります。そんな最悪の事態を避けるためには、次のような症状に気づいたら、年齢に関わらずすみやかに受診することが大切です。

・動悸、息切れ、息苦しさ:つい最近まで簡単にできていた階段の上り降りなどで、途中で休まなければならないほど動悸や息切れがする。
・足(脚)のむくみ:すねや足の甲を指で押すと、へこんだ跡が残る。
・咳、たん:寝ているときに咳やたんが続き、息苦しく、たんに血が混じる。
・急激な体重の増減:短期間で体重が増えた場合は心不全によるうっ血、減った場合は心臓の状態の悪化が考えられる。
・じっとしているのに動悸:特に運動などせず、静かにしていて動悸が起こる場合は不整脈の可能性がある。

このうち、見逃しやすいのが動悸や息切れです。年をとれば誰でも体力が落ちるため、動悸や息切れは加齢によるものと思いがちですが、以前はあまり動悸などしなかった状況で起きる場合は心臓の異常が原因かもしれません。

心不全を防ぐためには、そもそも心臓病の原因となる動脈硬化を防ぐことも大事です。高血圧や糖尿病などの生活習慣病がある人は治療し、塩分のとり過ぎに注意しながらバランスのよい食事をし、タバコやアルコールは控え、適度な運動、じゅうぶんな睡眠・休養を心がけましょう。

突然死予防に見守りをプラスして、さらに安心

ただし、このように注意していても高齢者の場合、急な体調変化が起きる可能性は他の世代よりも多いものです。特に一人暮らしの方では、本人、離れて暮らす家族ともに「もしも、何かあったとき」への不安はないでしょうか? そんな方におすすめしたいのが、ITによる高齢者見守りシステム「いまイルモ」です。
「いまイルモ」は人感、照度、温度などの複合センサーにより見守り対象者を見守ります。設置には特別な工事など必要なく、見守る側はいつでもどこからでもスマホやパソコンで対象者の様子を確認できます。24時間の見守りなので、真夜中になっても照明が消えない、何時間も人の動きがないなどといった場合にすぐ気づくことができるので、異常時の早めの対応につながります。

後期高齢者は突然死のリスクが高いといわれますが、その原因の多くを占める心臓病は予防ができます。動悸などちょっとした症状を見逃さずに受診することが大切です。加えて、見守りなど、異常時の対策もしておくとさらに安心です。



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